11月になりましたね。11月の歴史的な出来事で、安政四年(1857年)11月5日に
吉田松陰が長州藩の許可を得て、萩に松下村塾を開講しました。松下村塾では塾生達に議論をさせていたそうです。「これはどう思う?」と松陰が質問を投げかけ、塾生達の議論が白熱していたとの事。
技術屋集団コスモマンの一人「たかし」です。
会議や議論の進め方で私が大切にしている事は
■議題を具体的にする
■会議のゴールを明確にする
■頭ごなしに否定しない
です。折角の会議ですから良い議論を重ね、生産性を高めたいものです。
今回は「スマートファクトリー」に於いて重要なポジションにいる『産業用ロボット』にフォーカスして行きたいと思います。
実は2010年の8月からコスモ技研のホームページに「ロボット教室」というブログを掲載していました。(※現在は閲覧出来なくなっています)
先日伺ったお客様が楽しみに読んで下さっていたとの事で、「スマート工場アカデミー」の場所を借りて再度「ロボット教室」をご案内しようと思います。
ただ、10年以上前の技術や時事を含んでいますので、Revivalとして、
時代に合った内容にパワーアップしてお届けしようと思います。
では今後何度かに渡る「RE:ロボット教室」をご覧下さい。
<ロボット教室 第1軸 〜産業ロボットとその用途〜>
世の中には色々な『ロボット』というものがあります。産業用ロボット、手術用ロボット、掃除ロボット、災害支援用ロボットなどなど・・
その中で本教室では『産業用ロボット』に重きを置いて話を進めて行こうと思います。
産業用ロボットとは一言で言うと“人間の代わりに働いてくれる機械”ですが、
もう少し技術的に言うと"ティーチングプレイバック方式で動作する機械”で、
ある程度自律的に動作し、人間の腕に似たものをそう呼んでいます。
ティーチングプレイバック方式とは「さっき教えた通りにちゃんと動きますよ」という制御方法です。
また、産業用ロボットの中でも種類があり、見た目や使い方での分類があります。
見た目の分類では垂直多関節、水平多関節、直交ロボット、パラレルリンク等があります。
水平多関節ロボットをスカラーロボット、直交ロボットをガントリーロボットと呼ぶ事もあります。
13年前から現在でも「産業用ロボット」と言えば、「垂直多関節ロボット」である事が一般的です。
産業用ロボットの用途については、工業的な分野でまず思い浮かぶのはやはり『溶接ロボット』でしょうか。
他に多いものはピックアンドプレースを行う「ハンドリング」、物流業界では「パレタイズ・デパレタイズ」など様々な事に活用出来ます。
しかしながら、実は『ロボット単体だけでは何もできない』のです。
ロボットに持たせるツールをはじめ、ロボット周りの設備・機器が一体となって初めて生産設備として機能するわけです。
コスモ技研はそういったロボットのプログラミング・ティーチングを含めた
周辺設備の設計・製作、電気制御、ロボットハンドツールの設計・製作、
設備の試運転調整、メンテナンスを一貫して行います。
現在では、元のブログを書いていた13年前の当時では未だ言葉もなかった
「スマートファクトリー」の構築を手掛けており、お客様の生産システムと
ロボットシステムを連動させる技術を提供しています。
まだまだ新しい技術を得るため、社員全員で業界の最先端を走れる様、奮闘中です。
13年前に自分が書いたブログと現在のブログを見比べて、我ながら大人になったなーと感じる次第です。お客様・会社と共に、私も成長を続けたいと思います。
それでは今月も「ご安全に!」
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